先日、神戸国際フルートコンクールが終わりました。
日本人の方も3位に入賞されたのですが、
ニュースやワイドショーで全然取り上げてくれなくてとても悲しいです……
ショパンピアノコンクールのときは、あれだけ盛り上がっていたというのに……
フルートって、まだまだマイナーな楽器なんでしょうか・・・
神戸国際フルートコンクールは、
世界三大フルートコンクールの1つと言われ、
4年に1度開催されています。
過去には、
エマニュエル・パユ(ベルリンフィル首席)、
エミリー・バイノン(ロイヤル・コンセルトヘボウ首席)
マテュー・デュフォー(ベルリンフィル首席)
デニス・ブリアコフ
など、有名人をたくさん排出している、
非常にレベルの高いコンクールです。
日本人でも、
第6回(2005年)に高木綾子さんなどが入賞されています!
神戸国際フルートコンクールは2015年、
神戸市が、このコンクールへの補助金を打ち切ると発表し、
次回大会の開催が危ぶまれ、
フルート業界はちょっとした騒ぎになりました。
でも、エマニュエル・パユなどが反対運動をしてくれて、
署名活動などが始まり、
今回も無事に開催されました。
今回は、コロナ禍ということで、
すべての審査がオンラインとなりましたが、
それでも、中止になるよりは、開催されて本当に良かったと思います。
そして、私たちも、
演奏を動画で聞くことができて、
本当にありがたいです。
いつもは、演奏を聞くことができず、
順位だけみて「へぇー!」ってなるしかなかったので、
予選から、全ての演奏を動画で聴けるのは本当に貴重だなぁと思います。
世界のトップレベルの演奏ですから、
ぜひぜひ、どれか1曲でも、演奏を聴いてみてください!
こちらは、ファイナルの6名の演奏動画です。
曲は、モーツァルトの協奏曲2番と、
マルタン作曲のバラードという曲です。
全く違う2曲を、それぞれどのように表現しているのか、
何度も聴き比べられるなんて、
この上ない贅沢ですよ~!