
おかげさまで、現在当フルート教室にはたくさんのお問い合わせをいただいています。
体験レッスンを受けに来られて、そのままレッスンを受講いただく方も多く、
そんな方々から、最近同じようなご質問を多数いただくようになったので、
ここに私の考えを記そうと思います。
タイトルにもあります、楽器の「レンタル」についてです。
続くかどうかわからないのに楽器を購入するのは不安、、、
お気持ち、よーくわかります。。。
そりゃそうですよね。
「フルート」
初心者モデルのものでも、安い買い物ではないです。
そんな方が、とりあえずレンタルで様子を見たい、、、
というお気持ちもわかります。
最近、YAMAHAさんが提供している「音レント」というサービスがあります。
なんと、新品をレンタルしてくれて、
その楽器を購入したくなったら、
今まで支払っていたレンタル料金を充当して購入することができる、
素晴らしいシステム!
「音レント」に関して、ここ最近、多数のご質問をいただくようになりました。
私の考えはこうです。
●YFL221なら、、、レンタルだけならアリ!その後の購入はナシ!
●YFL311なら、レンタル→購入アリ!
です。
それでは、その理由をご説明したいと思います。
まずは、YFL221について。
こちらのページをご覧ください。↓
上から、6種類のレンタルできるフルートがありますね。
そのうち上の3つは、YFL221シリーズになっています。
このYFL221シリーズには、Eメカニズムというものが付いていません。
Eメカニズムとは、高音域のミの音を出しやすくするシステムなのですが、
フルートは構造上、3オクターブ目のミの音が出しづらく、
プロの演奏家でも、「Eメカニズム」を付けている方もたくさんいるくらい、
出しにくい音なのです。
もちろん、出ないわけではありませんが、どうしても音を外しやすくなってしまうのです。
これがないと、初心者の方は特に苦労しますので、
「Eメカニズム」付いている楽器をオススメしています。
では、なぜレンタルだけならアリなのか。
YFL221のネックはEメカニズムが付いていないことです。
Eメカニズムが付いていないために出しにくい音というのは、高音域のミです。
フルートの音域は、低音域・中音域・高音域の3オクターブ。
初心者の方は、最初に低音域と中音域を練習するため、
最初は高音域を使いません。
ですので、低音域と中音域だけを練習している間は、
Eメカニズムが付いていようがいまいが関係無いのです。
高音域の練習に入ってきたら、別の楽器を購入する。
これも一つの手です。
ある程度吹けるようになった状態で、購入する楽器を選べるわけですので、
よくわからないうちに購入するより、
自分自身が納得したものを購入できるかもしれません。
ただ、今まで支払ってきたレンタル料金はあきらめなくてはいけません。
次にYFL311についてです。
「音レント」フルートのページの上から4番目のものです。
この楽器はEメカニズムが付いているため、初心者の方にはオススメの1本です。
頭部管が銀製ですので、お値段もそれなりに上がりますが、
まずはレンタルで様子を見ていただき、
購入することになれば、定価は税込で140,400円。
それまで支払っていたレンタル料金を充当できますので、
無駄なく、良いものが手に入るので、こちらはオススメです!
ちなみに、当フルート教室で体験レッスンなどの時に
生徒さんにお貸ししている楽器が、このYFL311というモデルの楽器です。
私が中学1年生のときに買ってもらったものなので、
何十年前のだ!?
計算すると落ち込むのでやめておきます、、、。
私がこの楽器を選んだ理由は、
当時通っていた中学校吹奏楽部の備品のフルートがこのモデルだったからで、
そんなに大した理由はないのですが、
とてもいい楽器だと思います、個人的に。
この楽器に、わたしは随分と成長させてもらいました。
お金がたくさんありすぎて困っている!!
という方は、
下2つの機種でもよいですが、
こちらをレンタルするのでしたら、
もっと他のメーカーも視野に入れたいところですので、
ご相談くださいね!
それから、中古のレンタルもあるようですが、
初心者モデルの中古は、私はオススメしておりません。
なぜなら、初心者モデルの中古は、前の持ち主が初心者である可能性が高く、
前の持ち主である初心者が、楽器にへんなクセをつけている可能性が高いと思われるからです。
試奏してからレンタルできるのなら良いのですが、
YAMAHAさんに問い合わせたところ、
試奏して選んだものをレンタルすることはできない、
とのことでした。
今回は「レンタル編」でしたので、
次回は「購入編」をお送りいたします〜!
それでは。