昨年の11月ごろ、
有名な女性誌の企画担当の方からお問い合わせをいただきまして、
まさかの「当フルート教室の掲載依頼」でした、、、!!
私、大学生の時に、
浜松国際管楽器アカデミーという、
海外の演奏家からレッスンを受けられるイベントに参加したときに、
「バンドジャーナル」という、主に吹奏楽の話題を取り上げる雑誌の方から
取材を受けたことがあって、
そのインタビューが掲載されたことがあったのですが、、、
女性誌とは縁遠い私に、
(私、というか、教室なんですけどね、、、)
まさか「女性誌」から掲載依頼があるなんて!!
大人のスキルアップをテーマにした企画だそうで、
私の経歴や、大人のためのレッスンのコンセプトをお褒めいただき、
ぜひ読者にオススメしたい、と言っていただきました。
もうビックリで、舞い上がってしまったんですけど、
まあいろいろと、よくよくよーく考えて、
お断りしてしまったんです。。。
雑誌に載れたら全国デビュー!!
だったんですけど。。。
新しい生徒さんにも来ていただきたい、という気持ちはあります。
でも、フルート教室って、定期的に通っていただくスタイルなので
全国規模で宣伝しても意味ないな、とか。
取材・撮影をしにきていただいたり、何度も原稿の確認したり、
雑誌に掲載するためには当たり前なんですけど、
けっこう時間が取られそうだ・・・
ということもネックでした。。。
広報担当の人でもいれば良いのでしょうが、
私ひとりでやっている教室なので、
同じように時間を使うなら、集客ではなく、
現在通っていただいている生徒さんのために
時間を使いたいな、、、と思ったのです。。。
大手の音楽教室さんだったら全国にありますから、
どーん!とテレビCM打って、
いろんな雑誌に広告を掲載して集客し、
長年の経験とデータから作り上げられたカリキュラムがあって、
それに沿ってレッスンを行いますから、
一定のクオリティが保たれたレッスンができるのだと思います。
でも、当フルート教室の場合は、
ひっそり、こじんまりと。
だからこそ出来る、、いや、
そうでないとできないレッスンもあると信じてます。
いま、ちょうど年度の変わり目で、
体験レッスンのお申し込みを多数いただいている一方、
長く通ってくださっていた方が、
2名ほど、一旦退会されることが決まっています。
おひとりは、ご主人のお仕事の関係で東北へお引越しされるのですが、
ご実家が東京にあるので、
ご実家に帰ってくるときに、
ワンレッスン制でレッスンを受けたいと言ってくださっていて、
もうおひとりは、ご結婚されて北関東の方へお引越しされるのですが、
それでも頑張って通ってくださると言っていました。
でもその後、妊娠がわかり、通うのが難しくなってしまったのですが、
出産後、週末だったらご主人にご協力いただいて通えると思う、、、
と言ってくださっています。
フルート教室なんてどこにでもあるのに、
そんな風に言っていただけるのは本当に幸せで、
おひとりおひとりに対して、丁寧に向き合ってきてよかったな、と思います。
雑誌に掲載していただける喜びより、
体験レッスンで音が出たときに「わぁ〜!」と感動していただけたり、
フルートを演奏することが気分転換やストレス発散になる、と言っていただけたり、
レッスンが楽しいと思っていただけることの方が、
私にとっては大切で、嬉しいことなので、
そのための準備に、お金や時間を使いたいと思いました。
「経営者」という意味では間違った判断だったかも知れませんし、
生徒様にとって、
自分の通うフルート教室が雑誌に掲載されるということも
喜んでいただけることだったのかも知れません。。。
でも、こんな小さな個人経営のフルート教室に、
超有名な女性誌の方からお声がけをいただけただけでも、
当フルート教室は
少しずつではありますが、成長できていることを実感できました。
本当に、通ってくださる生徒様に感謝、感謝です!
そして、先日、
その女性誌がついに発売されました!
掲載させていただけるかも知れなかった誌面には、
ハープ教室さんが掲載されていました。
お断りさせていただいたとはいえ、
ちょっとうらやましい〜!!!
と思ってしまった私なのでした・・・
ちょっとだけですよ。
そしていま私が読んでいるのは、
女性誌ではなく、これ。
PCで楽譜を作成するソフトのガイドブックなのですが、
超分厚くて読み応えあります!!
このソフトはもう何年も前から使っているのですが、
このガイドブックを読んでいると、
まだまだ知らない機能がたくさんあって、
いろいろな発見があるから楽しいんです!!
色気も何もないですね。。。。
女性誌を読むような、大人の女性になりたかったです・・・。