吹奏楽の時期に突入し、
初心者講習会〜定期演奏会〜コンクールと、
小学校、中学校、高校、一般団体の吹奏楽レッスンも忙しくなっている今日この頃ですが、
昨日の午前中は、うちに通ってくださっている生徒さんたちとの時間でした!
おさらい会に参加してくださった皆様、ありがとうございました!
基礎練習をもうちょっと丁寧にやりたかったなあ、、とか、
アンサンブルをもう少し時間をかけてじっくり作りたかったなあ、、とか、
いろいろありますが、
とりあえず、無事に終えることができてよかったです!!
フルートを始めて半年の方から、
けっこう吹けるベテランの方まで、
様々な方がいらっしゃるので、
それを同じ内容で基礎練習やアンサンブルをやるのは
なかなか難しい部分もありますが、
毎回、
初心者の方にはがんばっていただいて、
ベテランの方には今一度基礎に立ち返っていただいて、
生徒さん皆さんのご理解とご協力でなんとか成り立っています。
少しずつ参加者も増えてきているので、
今回の参加者の方々にご意見を伺いながら、
今後はもう少しいいやり方がないか、模索していきたいと思います。
それでは、昨日の内容について少し。
・基礎練習
複数人でやる基礎練習は、
私が吹奏楽のレッスンでやっている基礎練習とほぼ同じ内容なのですが、
年に数回しかおじゃましない学校や団体さんなどと比べると、
さすが、コンスタントにうちに来てくださっているだけあって、
皆さん全体的に、しっかりと楽器に息が入っている印象でした!
「まわりを聴いて、合わせること」に関してはもう少し敏感になれると良いかもしれません!
もちろん、個人レッスンに来てくださっている方々を集めて、
無理やりグループレッスンしているのはこちらですし、
音を出すだけで精一杯の初心者の方もおられますので、
アンサンブル能力を養うのも難しいとは思いますが、
アンサンブルすることの楽しさを知ると、
フルートを演奏することがもっと楽しくなると思いますので、
機会は少ないですが、
このような機会にぜひアンサンブルも経験を積み重ねていってほしいと思っています。
・アンサンブル曲の練習
今回は初めての試みで、練習用の音源をホームページで聴いていただけるようにしていました。
思った以上にたくさん聴いてくださったので、練習もとてもスムーズでした!
本当にありがとうございました!
ちなみに再生回数ですが(2016.5.30.現在)
参考音源・・・111回
参考音源にメトロノームの音を入れてある練習用音源・・・133回
1番パートの音源・・・36回
2番パートの音源・・・38回
3番パートの音源・・・44回
4番パートの音源・・・124回
となっています。
こうした音源を出すことというのは、
レッスン手法としては賛否あります。
聞きすぎると、譜読みする力が身につかない、とか、
音源と全く同じ演奏(表現)になってしまいオリジナリティがなくなる、とか。
でも、個人レッスンに通われている方々なので、
お休みの小節を数えるのが難しい方などもいらっしゃるため、
そのような方のアシストと、
完成形をお見せしてイメージを作っておいてもらうことが目的でした。
今回は、特に初心者の方々が頑張ってくれたので、形になったと思います!
ベテランの方々に対しては、少し曲が簡単すぎて申し訳なかったと思っています。。。
・エチュード(練習曲の発表)
こちらも皆さん、とてもよく練習してくださいました!!
おひとりおひとりに対しての選曲はかなり時間をかけましたし、
たくさん悩んで大変でしたが、
そんな苦労も吹っ飛ぶ演奏を聴かせてくださいました!!
今回は、初めて参加される方も多く、
おひとりおひとりが、それぞれ、曲を渡されてから本番までに
どのようなペースで練習されるのか、
どのように1曲に向き合うのか、
そして、本番でどのような演奏になるのか。
を、見させていただけたので、
次回の発表会の選曲の参考にもさせていただきます!
他の生徒の皆さんの前で演奏してみて、いかがでしたでしょうか?
本番の演奏というのは緊張し、練習通りにはいかないものです。
自分だけが緊張しているように感じてしまうと思いますが、そうではないと思います。
私は音大生の時に、先生に聞いたことがありました。
先生は当時NHK交響楽団の首席フルート奏者で、
毎週テレビで(N響アワー)本番のお姿を見ていたので、
「先生はどうしていつもソロとか緊張しないんですか?」と聞いたんです。
そしたら、「すっごく緊張するよ!」と。
「じゃあどうしていつもちゃんと演奏できるんですか?」と聞いたら、
「ちゃんと演奏できなかったら、会社(N響)クビになっちゃうもん」と。
全然参考になりませんでしたが(笑)
でも、日本のトップクラスのオーケストラの首席奏者が、
「すごく緊張する」と言ってくれたことが、
その時の私はすごく救われました。
生徒の皆さんは、緊張して失敗したとしても
クビを切られるわけじゃないし、
誰が怒るわけでもないので、
気楽にやっていただくもよし。
自分との戦いをするもよし。
緊張感を楽しむのもよし、です!
本番をたくさん経験し、積み重ねて、
本番との向き合い方も変わるかもしれませんし、
とにかく日々成長ですね!
人前で演奏することの難しい練習曲を、一生懸命披露してくださった皆さま、
本当にありがとうございました!
また、次の本番に向けてがんばりましょうー!
おつかれ様でした!