8/13(土)、お盆真っ只中でしたが、
吹奏楽コンクールを聴きに行ってきました。
この日は、東京の高校Cの部。
東京都の場合、
高校Aの部は55名以下、課題曲と自由曲合わせて12分以内。
勝ち残ればその後、都大会→全国大会へと進みます。
高校Bの部は、BⅠとBⅡがあり、
BⅠは35名以下、自由曲のみ7分以内、1つの学校でAの部やCの部と掛け持ちができます。
上位大会はなし。
BⅡは30名以下、自由曲のみ7分以内、数日間に分けて開催され、
各日程の上位校が、また代表選考会で演奏し、その上位が東日本大会へ進みます。
高校Cの部は20名以下、自由曲のみ7分以内。上位大会なし。
私はずっと50名以内という大編成しか経験がなく、
吹奏楽の指導も、35人編成というのはよくありますが
20名までというのは初めて見ました。
いくら小編成用に書かれた吹奏楽曲でも、
20名以下となると、
ひとりひとりが自分のパートを楽譜通り演奏するだけでは
とてもじゃないけど曲が成り立たず、
管楽器奏者が打楽器の持ち替えをするのは当たり前の世界。
打楽器は、だれでも音を出すことはできますが、
上手に演奏することはとても難しいです。
だから、管楽器奏者が打楽器を演奏することは
相当難しいことなのですが、Cの部ではみんな当たり前にやっています。
7分間の演奏の中で、管楽器を演奏しては立ち上がって打楽器のところへ行き、
また管楽器を演奏しに戻る、という動きが普通にあります。
Aの部では、奏者は自分の楽譜のみを演奏すればいいわけですが、
Cの部は、全体のバランスを考え、誰が、どこで、どのパートを演奏するか
というところからのスタートになるので、本当に大変だと思います。
ある学校の舞台セッティングの時、
イス3つ、譜面台3つ、打楽器なしだったので会場がざわつきました。
フルートとホルンとトロンボーン奏者、そして指揮者が出てきて、
フォーレのシチリアーノを演奏していました。
3人、、、。
メロディを1人がやるとして、あと2人でどうやってハーモニーを作るんだろうか・・・
と思いながら聞いていましたが、
見事にアレンジされていて、演奏もよくがんばっていました。
聴く方も、少人数編成ならでは楽しみ方があって、おもしろかったです!