発表会まであと2ヶ月!
皆さまの練習にも気合いが入ってきています!
初心者のうちは、
楽譜通りに音を並べることができるだけでもとても大変なので、
それを達成できるだけでもすごいことですし、
「曲を演奏できる」ということそのものが楽しかったりもするわけですが、
楽譜通りに演奏できた、その先に、
自分なりの表現を加えたり、
アンサンブルを考えたり、
もっともっと楽しいことが待っているので、
ぜひがんばりましょう!!
ただ、初心者ではなくても、
曲が難しくなってくると、
できない箇所というのが出てくるものです。
たとえば、速いパッセージが追いつかなかったり、
高い音がうまく出なかったり・・・。
この時期は、そういう箇所を克服する時期の方が多いですが、
いちばん大事なのは、
「できるようになると信じて練習する」ことしかないです・・・。
なんだか根性論みたいなお話に見えると思うのですが、
本当にそれしかないです。
ずっと練習していても、しばらくできるようにならないのですが、
あるとき突然できるようになっている!ということが、よくあります。
先日、ある生徒さんが、
「ここの箇所がどうしてもうまくいきません」とおっしゃるので、
練習方法をいくつか提案して、ご自宅でやっていただきました。
次のレッスンの時に、
「教わったやり方で練習してるけれどできません」とおっしゃるので、
その箇所を聞かせてもらったら、
確かにまだできるようになっていなかったのですが、
前回よりもかなり良い状態になっていましたので、
「だまされたと思って、同じ練習をもう少し続けてください」
と言いました。
練習しても、全然できるようにならない時に、
それでも、いつかできるようになると信じて練習することができるかどうか、、、
ここがとても大事な分かれ道だと思います。
その生徒さんは、
「私、毎日毎日、できもしないのに同じこと繰り返し練習してるんですよ」
とおっしゃっていました。
でも本人にはわからないくらいの小さな上達はあるんですよね。
そして次のレッスンのときには、
何事もなかったかのようにさらっと吹けていたので、
「そこ、できるようになりましたね!!」
って、テンション高めで言ったのですが、
「そんなことより先生、今度はここがもう少し綺麗にいくようになりたい」
なんておっしゃっていました・・・。
あんなに苦労したのに、できるようになったら意外とあっさり・・・
これもわりとみなさん、そんな感じです。
そして、もう一つ言えることは、
苦労してできるようになったところというのは、
本番でも成功する確率が高いということです。
なんでも器用にこなせるタイプの人がさらっと練習したものより、
譜読みや技術的なことが遅くても、時間をかけて練習した人のほうが、
確実に身についているし、
本番でも実力を発揮できる確率は高いと思います。
いま、難しい曲を前にして、
めげそうになっている方もいらっしゃるかもしれませんが、
正しい練習方法を実行していれば、
あとは、できるようになると信じて練習するだけで、
必ずいい結果につながります!
がんばりましょう!!(私含め…)