トリル
- 3月16日
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トリルは、フルートの楽譜ではわりとよく出てきますが、
簡単にできるものから難しいものまで、とても幅広いので、
苦手に感じる生徒さんも多いようです。
簡単なものは、
たとえば低音域や中音域ソ-ラのトリル。
そのままの指使いで演奏できて、動かす指もひとつなので簡単です。
難しいものは、
たとえば高音域のソ-ラのトリル。
これは、このトリル専用の指使いを知っていないとできないですし、
指使いを知っていても、右手と左手同時に動かさなければいけないので、
ズレが生じないように速く動かすのはとても難しいです。
先日、社会人の吹奏楽団に所属されている生徒さんから相談を受けたのが、
最低音のド-レのフラットのトリル…
こんなの書かないでよ…!作曲家さん!!!
ハモリの音のようなので、和声的にこの音になったんでしょうけど…
ゆっくりな曲のようだったので、ゆっくりやればできないこともない…ということで解決されました。
私は中学・高校と吹奏楽で育ったので、
トリルは、もうほとんどの曲の中に出てくるため、
特に苦手意識がないのですが、
初めて演奏する方は難しいですよね…
そして、私が音楽大学に入ってから知ったのは、
作曲家の時代によって、トリルの入れかたが変わる、ということでした。
ゆっくりな曲では、ゆっくりとした動きで入れるなど、
トリルの入れ方次第で音楽の表現の幅が広がることもあるので、
トリルはとても重要な奏法だと思います。
先日、中学生の生徒さんが、吹奏楽のパート譜を持っていらっしゃいました。
トリルで伸ばした最後の音が、元の音ではなかったので、
(「レ」にトリルがついていたら「レ」で終わるのが鉄則)
「最後は必ず「レ」で終わってね!」と言ったのですが、
何度かやってみても「レ」で終われませんでした。
こういうとき、私は、
若い時だったら、
「どうしてこの生徒さんはトリルを思う音で止められないんだろう…」
と一生懸命解決策を考えていたのですが、
最近は、
「私はどうしてトリルを思う音で止められるんだろう…」
と考えてみると、生徒さんにうまく伝わることが多いな、と思います。
それで、自分でその場で吹いてみたら、
トリルを切る瞬間に「レ!」って頭の中で言っているなぁ、と思って、
『レ(トリル)ーーーーーーレッ!』と頭の中で言ってみて!
と伝えたら、できました〜!!!
何度やっても成功するので、完璧に身についたようです!
レッスンをさせていただいていて、
こういう瞬間に立ち会えるのは嬉しいです!



