ビゼー作曲の、アルルの女 第二組曲より「メヌエット」
フルートといえばこの曲、と言われるくらい有名で、
私が中学生のときは、
吹奏楽部で演奏会をするときに、
楽器紹介としてこの曲をよく演奏していました。
ビゼーはフランスの作曲家で、
「アルルの女」は、もともとドーデの戯曲上演のための付随音楽として作曲されました。
しかし!
その時に作曲された27曲のなかに、この「メヌエット」はありません。
現在よく知られているアルルの女は、その中から演奏会用に選ばれた「組曲」ですが、
第一組曲は、ビゼー本人によって組曲にされたもので、
1、前奏曲
2、メヌエット(←こちらのメヌエットではない)
3、アダージェット
4、カリヨン
しかし、第二組曲は、ビゼーが亡くなったあとに、
友人のギローという編曲家が組曲にしたのですが、
まさにこの「メヌエット」だけが、アルルの女からではなく、
「美しきパースの娘」というオペラの、二重唱の伴奏部分から編曲されたそうです。
《第二組曲》
1、パストラール
2、間奏曲
3、メヌエット(←こっちのメヌエット!)
4、ファランドール
さて、フルート奏者にとって大切なレパートリーであるアルルの女メヌエットが、
アルルの女じゃないメヌエットだったということがお分かりいただけたところで。
曲は、4分の3拍子。
ゆっくりで優雅なメヌエットなのですが、
実際演奏してみると、上手に演奏するのはとても難しい曲です・・・
まあ、簡単な曲なんてないのですが><
この曲が難しい理由は、なんといっても
スラーで跳躍しなければならないところですね。。。
これが、難しさを感じさせずに、キレイに演奏できれば
とても美しいメヌエットになりますね!
この曲も発表会ではとてもよく演奏されますので、
ぜひ一度、挑戦してみてはいかがでしょうか?