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シュテックメスト/「歌の翼」による幻想曲


学生さんは ソロコンの時期で、

この曲を演奏される方も 多いのではないでしょうか?

年々 曲の難易度が上がっているようにも思いますが、

難易度の高いものを無理やりがんばって演奏して、

やっとin tempoまでもっていけた!っていうところで本番が来てしまっては

音楽ができないで終わってしまうので、

個人的には 自分のレベルに合ったものを選曲して、

曲の中身を深く勉強する方が良いのでは?と思います。

この曲は、吹奏楽の学生さんでしたら、中学生くらいのレベルでしょうかね?

メンデルスゾーンのきれいなメロディが、

後半には フルートの技術も見せられる変奏曲になっていますので、

ゆっくり歌う部分と、早く指を動かす部分の両方を聴かせられるという点でも

コンクール向き と言えるかもしれません。

さて、この曲は、出版社によって いろいろな楽譜が出ています。

私の手元にあるのは、

ドレミ楽譜出版「フルート名曲31選」

アルソ出版「300 Best Collection vol.1 40 pieces for Flute and Piano」

この2冊しかないのですが、

この2冊でも違う箇所が何箇所かあります。

1、テーマが終わってからの間奏と その後にある間奏の長さが同じものと違うもの

2、テーマ後の間奏のあと フルートが出てくるところから数えて6小節目(アルソ出版でいう52小節目)の最後の八分音符の音がソなのかファ♯なのか(ミという説もあるみたいですが・・・)

その他にも 40小節目のブレスの位置や 装飾音符の入れ方なども、

演奏者によって様々ですね。

いずれにしても、

どの箇所を どのように演奏するのがいいのか、

きちんと自分で解釈した上で 演奏するのがいいですね。

もちろん、元となったメンデルスゾーンの「歌の翼に」も、

必ず聴いておきましょう!

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