緊張すると、普段ミスしないところでミスする現象
- 1 日前
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おさらい会があと数日と迫っているので、
最近は、生徒さん方が「緊張する〜!」というのを口にしている場面に遭遇することが多いです。
生徒さん方がよくおっしゃるのが、
『緊張すると、普段ミスしないところでミスする』とおっしゃっていて、
確かに生徒さんの本番を聴いていてもそういうことがありますし、
私も、趣味のオカリナでは『普段ミスしないところでミスする』ことをたくさん経験しています。
楽器の演奏において、
練習では完璧に演奏できていたのに、
本番の緊張状態で普段ミスしない箇所でミスをしてしまう現象について、
AIに聞いてみたところ、
色々とたくさん言ってくれたのですが、どれもしっくりくる答えではなかったのですが、
2点、これかな?と思うことがありました。
①緊張すると脳内にアドレナリンが放出されます。
これは危機的状況から逃れるための本能的な「緊急体制」ですが、
演奏においては身体を硬直させたり、指のコントロールを奪ったりしてマイナスに働きます。
確かに、緊張すると息が吸いにくくなったり、
指のコントロールがうまくいかないことがありますが、
それなら、一生懸命練習した難しいところは成功して、
普段ミスしない簡単なところでミスする理由にはなりません…
②普段、演奏の大部分は無意識(身体が覚えている状態)で処理されていますが、
本番の緊張で意識が過剰になり、
自動的に行われていた動作を『どうやって弾くんだっけ?』と意識的に考えてしまい脳の制御が乱れる
こちらのほうが、なんとなく理解できる部分が大きいです。
『どうやって弾くんだっけ?』と意識的に考えてしまう、、、とありますが、
実際にそのように意識的に考えているわけではなく、
脳が勝手にそのように判断するのかなぁと、、、。
一生懸命練習した難しいところが成功して、
普段ミスしない簡単なところでミスするのは、
一生懸命練習した難しいところが、普段から意識的に演奏できているからなのでは、と思うんですよね。
私は①と②が重なり合うことで、
緊張すると普段ミスしないところでミスする現象が起きるのかなぁと思いました。
①はなかなかすぐに対処するのは難しいですし、
ある程度は仕方がないと思っておく方が良いと思いますが、
②は練習の仕方で克服できる可能性があるのかなぁと思います。
私がオカリナの本番前にやったことは、
できるだけ緊張する場面を作り、
そこで通して演奏したものを録音し、
ミスしたところをチェックする方法です。
私は、レッスン(受講する方)だったり
伴奏合わせだったり、
家族の前で本番の衣装を着て通したりした時に録音しましたが、
そういう場面でも、普段ミスしないところでミスするんですよね…!
で、ミスが発生したらそこを楽譜にチェックして、注意がいくようにしました。
そうすると、普段の練習でも気をつけよう!という意識が働くし、
次に緊張する場面になったときにはミスしなくなるんですよね。
そうやってひとつひとつ、ミスしやすいところを潰していきました。
まぁそれでも本番ではまた全然違うところにミスが出るのですが、
練習でひとつひとつ潰していったミスも全部本番でやっていたかと思うと
ミスだらけの演奏になってしまったと思うので、
そういう練習は、私はやってよかったと思いました。
あとは、私がレッスンで生徒さんによく言っていることですが、
すごくゆっくりで練習して、脳に意識させるように演奏してみたり、
途中から演奏をスタートさせる練習も良いと思います。
この2点は、私は日頃から生徒さんに言っていますし、自分でもやっています。
さて、これだけ色々とミスについて語ってきましたが、
本番では、ミスを気にせず、
音楽の流れだったり、曲の素晴らしさを感じて演奏できると良いと思います!!
演奏というのは、
その曲をどれだけがんばったか、というのも大事だと思いますが、
これまで積み重ねてきた練習や、音楽に対する想い、これまでの人生などがにじみでるものだと思います。
短い時間ですが、ステージを楽しんでいただけたら嬉しいです!



