講師と生徒の、信頼と絆
- 5 日前
- 読了時間: 2分
(↑なんだか、AIに作らせたようなタイトルになってしまった…)
昨年から、読書を習慣にして1年くらい経ちました。
先日読み終えた本が、
ここ最近読んだ中でも特によかったのでご紹介させてください!
チェロを持った若い男性の表紙が目を引くこの作品は、
2023年の本屋大賞で2位となった作品。
あらすじを読むと、
『全日本音楽著作権連盟に勤める主人公が、
音楽教室への潜入調査を上司に命じられ、
著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむために、
2年間という長い期間、チェロのレッスンを受ける』というお話。
もうこのあらすじだけでゾッとするのですが、
読み終えてみたら、
講師と生徒の、信頼と絆の物語で、
大感動だったんです…!
後半ずっと泣いてました…!!
楽器の演奏をしている方や、
楽器のレッスンを受講されている方、
楽器のレッスンをしている先生などに、ぜひ読んでみてほしい作品です!
ここから先はネタバレになってしまうと思うので、
読んでも良いと思う方だけ読んでください!
チェロの浅葉先生が、とても魅力的な人物だったので、
『騙さないで〜!
この先生に、スパイ行為しないでぇぇ〜!!』
と思いながら読み進めていました。
この浅葉先生、チェロの実力も素晴らしいですが、
生徒にかける言葉も、とても魅力的なものがたくさんありました。
本番前に生徒にかける言葉、
「発表会は、気持ちよく演奏できさえすればそれで万々歳。
逆に言えば、ちゃんと自分が気持ちよくなれるように弾いてやらなければダメだ。」
そして口癖である「とにかくチェロは弓なんだ」という言葉にも
個人的にとても共感しました。
「運指には気をやり過ぎない」とも。
チェロでいう「弓」は、フルートでいう「息」です。
指よりも息。納得。
物語の序盤から、この先生に惹き込まれていきました。
物語の終盤、
裁判で、証言台に立ったフルートの先生の言葉。
『講師と生徒のあいだには、信頼があり、絆があり、固定された関係がある。
それらは決して代替のきくものではない』
もう、首がもげるほどうなずいたシーン。
そんな目に見えないようなことを裁判で証言しても意味がないかもしれない。
でも、このフルートの先生の、心からの言葉だったと思います。
そして、最後。
主人公が浅葉先生に対し、
『先生にとっての師匠がその人ひとりであるように、
俺にとっての師匠もまた、浅葉先生だけなんだということをご想像いただけますでしょうか…』
涙なみだでした…!!
素晴らしい作品に出会えました!




